市政の動き−議会・政策・見解
【24.10.07】9月議会の反対討論
9月議会の日本共産党の反対討論
第94号議案補正予算です。
ものづくり産業等集積地事業推進についてです。
昨年14、9ヘクタールのたんぼを埋め立て、工業団地を整備、今年度新たに整備をしようとする計画ですが、ものづくりは否定する物では有りません。しかし、緑を奪う事に繋がりますし、集積が本当にいいのかどうか、市の保有する遊休用地の活用があって然るべきです。
次に、101号議案です。
マイナンバーカードと保険証の紐付けによるトラブルが、連日報告されており、不安の声が一段と高まっています。現行の保険証を残して欲しい、との声も高まっています。安心して医療に掛かる権利の為には、国民全員に保険証を発行するべきです。
109号議案、令和5年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定
です。一般会計の議会費、政務活動費です。月額15万円は高すぎます。私たちは13万円に引き下げる事を求めています。令和5年度の執行率は、52、99%、令和4年度は61%、7%程下がっています。
企画費の企画事務です。
本庁舎跡地活用です。
活用事業者は、16フイナアンシャルグループですが、この事業者に庁舎跡地の活用を委ねる事が、ベストの選択とは、今だに思えません。
街中にこそ緑地をメインとしたオープンスペース及び、公共、公益性の高い機能の整備が必要、と考えます。銀行機能が賑わいの創出に繋がるのか、一定整備される空間にどれ程の市民が訪れるのか、疑問が尽きません。
市街地再開発事業費
市街地再開発について、ご案内の通り、市街地にはマンションが目立っています。先月から今月にかけてグラッスルのマンションの売り込みのチラシが連続して、新聞に折り込まれました。空室がある事の現れです。この先市街地再開発で、450戸のマンション建設を応援する必要があるのでしょうか。つぎ込まれる税金は、国、県、市合わせて150億円です。岐阜市の玄関口から眺められる自慢の景観が台無しになります。
公園整備事業費、柳ヶ瀬広場整備です。
柳ヶ瀬の中に広場があることは良いと思いますが、市が丸抱えで整備していく手法は如何な物か、と思います。
更に、築50年を経過したビルの地上部分を撤去し、広場にしますが、地下部分をのこすm計画は、この先大変なお荷物になり、負の遺産を抱える事になり、理解出来ません。そして、柳ヶ瀬の皆さんの主体性を引き出す手法が求められていると思います。
商工業振興費の各種振興、キャッシュレスを活用した喫茶文化振興事業です。チェーン店での利用が多く、個人店には恩恵が届いていない事に加え、使える人と使えない人の分断を生み出す事から、他の活性化を検討するべきです。
柳ヶ瀬広場整備の、旧長崎屋の広場整備についてです。
広場の整備で憩いの場になる事を否定するものではありませんが、全てを税金で賄う事、地下を残しての活用が、市民の理解を得られるのか疑問です。
保健体育費の学校給食の調理業務委託についてです。
競争入札に変更されていますが、ここで働く調理員の方の処遇が気になります。共同調理場方式、調理業務委託については、安全で豊かな学校給食にする為、様々な角度からの検証が必要です。
次に、特別会計です。
令和5年度、国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算です。
保険料が高い事に加え、子どもの人頭割とも言える均等割を無くし、少しでも払える保険料にするべきです。
令和5年度、介護保険事業特別会計歳入歳出決算です。
保険料の負担は限界であり、引き下げを行い、介護サービスがもっと利用できるように、拡充するべきです。
令和5年度、後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算です。
保険料が上がっています。負担は限界、安心して老後が過ごせ、医療に掛かる権利の確立の為に、保険料を引き下げるべきです。
第114号議案、
令和5年度岐阜市下水道事業会計決算認定です。
リン回収は、環境を守る観点から、必要な事業ですが、費用負担が多すぎます。焼却灰を売却しても、リン回収に係る経費さえ賄う事は出来ません。環境対策は大義がありますが、企業会計に全てを委ねるには限界、一般会計からの繰入れや、国からのの支援があって然るべきです。
下水道料金の値上げは、この物価高で家計を直撃しており、容認出来ません。